久しぶりにIT技術系だけでない、サロン向けの記事を書こうと思います。

 

ほとんどのサロンが、ホームページのアクセスを増やしたいという気持ちを持っています。

そのために、SEO対策をしたり、ページを増やしたり、アクセスアップを試みたり・・

いろいろと複雑な処理を同時進行で進めています。

 

サロン ホームページの月間アクセス数 は?

そもそも、サロンのホームページの月間のアクセス数ってどのくらいだと思います?

 

僕が解析している中での話になりますが、

少なくて 100件/月

多くて  18,000件/月

な感じです。

 

もちろん、もっと多いサロンもあれば、少ないサロンもあると思います。

 

また、

多ければいいというものでもないし、

少ないから絶対ダメということではないのですが、

アクセスが多ければ、それだけお問い合わせの可能性も増えます。

 

月間100件のアクセスのホームページも

1万件以上のアクセスのホームページも解析していて

気づいたことや、すぐできる対策もあります。

 

この記事では、サロンホームページの制作を続けてきた現場から見た

最近のWEBの傾向と対策について、紹介します。

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ホームページは団体スポーツに似ている

ホームページ運営で難しいところは、単体では完結しないということです。

例えば、「ブログをたくさん書きましょう」というアドバイスを見たことがある方もいると思います。

 

ブログをたくさん書くことは、スポーツで例えるなら筋トレのようなものです。

個人としてのスキルやポテンシャルは上がりますし、絶対に必要な要素ですが、

それだけではホームページの力としては発揮できません。

周りの環境や、連携が、ホームページには必要です。

 

特に、Googleの動向に合わせてホームページ制作をしていくことが強く求められます。

 

サロンに足を運ぶお客様のほぼ全ての方が、

インターネットを使用して何かを検索しています。

そのインターネットは、今はほぼ全て、Googleの影響を受けています。

 

つまり、Googleに気に入られるページが、検索されやすいページと言っても過言ではないでしょう。

 

なんだ、結局SEOか

と、思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、話はもう少し複雑です。

 

サロンにとって、必要なホームページは、サロンに利益を生むホームページです。

利益を生むということは、集客できるホームページということです。

集客できるホームページは、3つの要素が絡み合っています。

  • アクセスが多い
  • お問い合わせやご予約をしたくなる内容とデザイン
  • 実際にお問い合わせや予約がしやすい

つまり、弊社では一言で「わかりやすいホームページ」と言っています。

  • 検索したときに、見つけやすい(SEO)
  • 内容がわかりやすく、読みやすい(コンテンツ力)
  • アクションを起こす方法が、わかりやすい(導線)

こういった要素が、「集客につながるホームページ」だと考えています。

 

「では、何をすればいいか」ということになるのですが、

単純な1つのアプローチではありません。

Googleは、これらの要素を絡めて、検索結果に反映しているからです。

 

さて、少し話が複雑になってきたので、シンプルな部分に戻します。

僕の最近の制作では、Googleの動向を意識しながら、

  • スマートフォンで見やすい
  • ページの表示速度が速い(遅くない)
  • 下層ページを作りやすい
  • 下層ページからの導線を作りやすい

ということを意識しています

 

つまり、これらの条件を満たしたサイトが、

検索結果の上位に来やすく、お客様もわかりやすく、

アクセスを増やしやすく、

結果的にはサロンの集客と利益につながりやすい

 

と、考えています。

 

 

スマートフォンで見やすい

解析をしていると、スマートフォンでのアクセス数の方がPCよりも多いサロンがほとんどです。

Googleもこのことを踏まえて、スマートフォン対応をしているサイトを、より検索結果の上位に表示するようになりました。

 

スマートフォンで見たとき、対応されているサイトは、「スマホ対応」という文字が表示され、

対応していないサイトよりも優遇されるようになっています。

スクリーンショット 2015-11-28 7.30.53

 

ページの表示速度が速い(遅くない)

また、スマートフォンの普及は、データ通信速度を重視する動きを加速しています。

家のLAN回線よりも低速なモバイル環境で、スムーズにホームページが表示されることを要求されているからです。

スクリーンショット 2015-11-16 1.45.30

SNSとの連携をしたり、広告を表示したりすると、どうしても読み込みが増えてページは遅くなります。

最速を狙う必要はありませんが、せめて「遅くない」という状態にしておくことは必要です。

関連ページ

WordPressの表示速度を早くしてみた

 

下層ページを作りやすい

ページの量を増やすことも、アクセスを増やすには重要な要素です。

しかし、ただ無意味にページを増やせばいいというものではありません。

 

内容の濃い記事を、内容の薄い記事が希釈してしまい、

結果的にホームページの価値が下がることが考えられます。

 

読み物として、きちんと構成されていて、ホームページに関連性がある記事を少しずつ丁寧に増やしていくほうが、

内容の無い記事を毎日量産するよりも効果的です。

 

そのためには、効率的にホームページを管理するCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)の導入が不可欠になってきています。

WordPressやMovable typeなどですね。

 

下層ページからの導線を作りやすい

また、作成したページから、他のページへ移動するための回遊性が高いことも、大切な要素です。

(正直、このブログは回遊性が高いとは言えませんが・・汗)

 

納品するサロンのホームページでは、コラム記事の下に、「オススメのメニュー」として、

メニューリストを読み込めるようにしています。

「次に何をすればいいか」や

「こんなものもオススメ」という要素を提案していくことも、重要な要素です。

 

 

サロンのホームページのアクセスを増やす方法

さて、この記事のタイトルについて、最後に触れていきます。

ホームページ運営は、さまざまな要素が絡み合っているので、

これだけをしておけば大丈夫 ということはないですが、

 

あえて1つに絞るなら、

ブログ記事ではなく、コラムを書き続けること

だと思います。

 

ほとんど同じことなのですが、あえて表現を変えているのには理由があります。

ブログ記事は、「時間」の概念が入ります。

サロンの新着情報とか、「この前ここに行きました」とか。

 

けれど、コラムは、時間の概念が薄いです。

誰がいつ読んでも有益な情報が、コラムです。

 

コラムを書いていくと、下層ページへのアクセスが増えます。

例えば、このサイトでよく読まれているコラムはこちらです。

スクリーンショット 2015-11-28 7.46.51

上位2件は、比較的まだ新しいですが、

サロン集客に役立つ、メニュー作り 5つのポイント

https://www.healing-solutions.jpblog/archives/1156/

これは、今から1年以上前に書いた記事です。

 

それでも、月間700人ちょっとの方が読んでくれています。

また、閲覧開始数を見てみると、699人がこのページから閲覧を開始しています。

 

トップページよりも内容の濃いページが優遇される

SEOというと、ついついトップページにばかり意識が行きがちですが、

今は、内容の濃い下層ページのほうに直接誘導する仕組みになっています。

 

だからこそ、コラムが力を発揮します。

そして、コラムからメニューページに誘導し、お問い合わせに誘導することができれば

「集客につながりやすいホームページ」と言えるのでは無いでしょうか。

 

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まとめ

最後に、2015年1月から2015年11月までの、このホームページのアクセス解析を貼っておきます。

スクリーンショット 2015-11-28 8.01.50

少しずつではありますが、右肩上がりにアクセスが増えています。

そして、コラムで獲得できたアクセス数は、時間とともに低下しにくい傾向があります。

 

つまり、長い期間、価値を生み出し続けてくれます。

 

このことが分かったので、今は少しでもコラムを書きやすい環境を整えてお届けしています。

毎日、コラムを書く必要はありませんが、

ぜひ、内容の濃いコラムを、1ヶ月に1本でもいいので、書いて行ってみてください。