株式会社ヒーリングソリューションズ

Column / コラム

AIを使うと、チラシのラフ案づくりや文章整理はかなり速くなります。写真の見せ方、見出しの候補、情報の優先順位、表面と裏面の役割分担など、最初のたたき台を短時間で複数出せるようになりました。

一方で、チラシ制作にはWebページとは違う注意点があります。画面で見て良いデザインでも、印刷物として成立させるには、サイズ、余白、塗り足し、QRコード、フォント、色、入稿形式まで確認する必要があります。

今回のようなクラウドファンディングやイベント告知のチラシでは、Webサイトの内容と整合しながら、紙の上で一瞬で伝わることが大切です。この記事では、「AIと一緒にチラシを作る」連載の1本目として、制作前に整理しておきたいチェックリストを紹介します。

チラシはWebサイトの要約ではなく、入口になる

Webサイトには、背景、想い、活動内容、支援方法、よくある質問など、多くの情報を載せられます。しかし、チラシは手に取った瞬間の印象が重要です。すべてを説明しようとすると、文字が多くなり、かえって伝わりにくくなります。

チラシの役割は、Webサイトの内容をすべて写すことではありません。活動の魅力を短く伝え、もっと知りたい人をWebサイトへ案内することです。

この5つが紙面上で迷わず伝わると、チラシは告知物として機能しやすくなります。

AIに任せやすいこと、人が決めるべきこと

AIは、情報整理や構成案づくりが得意です。たとえば、長い説明文をチラシ向けに短くしたり、見出し案を複数出したり、表面と裏面の役割を整理したりできます。

一方で、最終的な判断は人が行う必要があります。活動の温度感、写真の選び方、支援者にどう受け取ってほしいか、団体やサービスの信頼感に合っているかは、AIだけでは決めきれません。

私たちは、AIを「デザイナーの代わり」ではなく、「制作の下準備を速くする相棒」として使うのがよいと考えています。人が判断する時間を残すために、AIで整理と試作を速くするイメージです。

最初に決めたい掲載情報チェックリスト

チラシ制作で大切なのは、デザインを始める前に掲載情報を確定しておくことです。後から重要情報が増えると、余白、文字サイズ、写真の位置、QRコードの場所まで全体を組み直すことになります。

このチェックリストを先に作っておくと、AIにも正確な指示を出しやすくなります。制作側も、何を大きく見せるべきか判断しやすくなります。

Webサイトとチラシの文言をそろえる

チラシとWebサイトで表記がずれていると、見る人に小さな不安を与えます。たとえば、同じ対象を指しているのに表記が違う、期限の日付が違う、リターンや料金の説明が少し違う、といった状態です。

AIを使う場合でも、表記ルールは人が先に決めておくと安心です。「子ども」「こども」のような表記、団体名の正式名称、日付の書き方、金額の表記などは、制作前にそろえておくと仕上がりが安定します。

この作業はSEOやAIOにもつながります。Web上でも紙面上でも同じ言葉で説明されていれば、活動の内容が人にも検索エンジンにもAIにも伝わりやすくなります。

写真と数字は、チラシの説得力を上げる

チラシでは、写真と数字が大きな役割を持ちます。写真は活動の雰囲気を一瞬で伝え、数字は具体性を与えます。

たとえば、実施期間、開催予定数、支援期限、目標金額、対応地域などは、文章の中に埋もれさせるより、見出しや囲みとして見せた方が伝わりやすいことがあります。

AIにレイアウト案を考えてもらうときも、「この数字は大きく見せたい」「この写真は表面の中心にしたい」といった優先順位を伝えることで、より使いやすい案になります。

次回以降の修正に強い作り方を考える

チラシは、一度作って終わりとは限りません。日付、写真、支援内容、問い合わせ先、QRコードなど、公開前後に修正が入ることがあります。

そのため、最初から「あとで直しやすい状態」を作っておくことが大切です。編集用データ、確認用データ、印刷用データを分ける。修正箇所を一覧化する。文言と写真を一元管理する。こうした工夫があると、AIを使った制作のスピードがさらに活きてきます。

情報設計やAI活用のご相談では、Webサイトだけでなく、紙の告知物とWeb導線を合わせた見せ方も一緒に整理できます。

よくある質問

AIだけでチラシは完成しますか?

たたき台づくりや文章整理は大きく効率化できますが、印刷前の文字確認、QRコード確認、表記統一、実寸確認は人のチェックが必要です。

Webサイトの文章をそのままチラシに使えますか?

そのまま使える場合もありますが、多くの場合は短く整理した方が伝わりやすくなります。チラシは入口、Webサイトは詳しい説明という役割分担がおすすめです。

最初に何を用意すればよいですか?

活動概要、締切、目標、写真、URL、QRコード、問い合わせ先、必ず入れたい文言を用意しておくと、制作がスムーズになります。