ホームページ制作を依頼している場合などで、
「持っている写真素材、全部送ってください」
みたいな指示を、デザイナーさんからもらうときがあると思います。
そんな時、1つずつメールに貼付けるのも大変だしなぁ・・・と、悩んでいるサロンオーナーさんもいると思います。
そこで今回は、便利な「圧縮」という方法をご紹介します。
圧縮という技術自体は、昔からあるものですが、
「なんか、難しそう・・・」というサロンオーナー様向けに、できるだけわかりやすい言葉でご紹介させて頂きます。
ファイルの圧縮って?
例えば、お布団を実家から新居のマンションに送るのに、ふわふわの状態のまま送るとかさばってしまいますよね。
そこで、圧縮袋に入れて、掃除機で空気を吸い出したりすると思います。
この作業は、実はパソコンのファイルでもできるのです。
ファイルの大きさを小さくすることを、圧縮と言います。
例えば、よく目にする「jpg」というのも、jpgという形式に圧縮した画像のことです。
たくさんのファイルをまとめることができる
圧縮は、1つのファイルだけを小さくすることもできますが、
フォルダまるごと、圧縮することもできます。
つまり、100個のファイルが入ったフォルダを圧縮すれば、
1つのファイルとして、相手に送ることができるのです。
デザイナーさんから、「全部送ってください」と言われた場合は、
この方法で送ってあげると喜ばれると思います。
まずは、さらっと概要を見てみましょう。
Macで圧縮する場合
Macには、標準で「圧縮」という機能がついています。
例えば、こんな感じの複数のファイルが入ったフォルダがあるとします。
これらが入っているフォルダを右クリックすると、「圧縮」というメニューがあります。
これで、すぐにZip形式に圧縮をすることができます。
圧縮には、形式がある
あまり難しいことは書きませんが、圧縮には、いろんな形式があります。
「ZIP形式」「LHA形式」など、いくつかの形式があります。
国内でよく使われているのは、この2つの形式のようなので、このどちらかで送れば、相手は困らないと思います。
圧縮したものを、元に戻すことを、解凍と言う
圧縮の反対は、展開とかなのかなと思うんですが、解凍なんですね。
いつの間に冷凍したんでしょう。
まぁ、「固まったものを、溶かして使えるようにする」という意味では、解凍のほうがイメージが近いのかもしれません。
送られてきたファイルは、解凍ソフトというものが必要となりますが、Macは基本的には解凍ソフトが入っています。
圧縮できるなら、解凍もできる
というイメージで大丈夫だと思います。
先ほどの圧縮したものをWindowsで解凍すると・・
おや?
おかしなことになっている・・。
MacとWindowsでは、形式が違う
そうなんです。
MacとWindowsでは、同じ圧縮の形式でも、中身の形式が違うので、変な文字になってしまいます。
Mac同士なら問題ないんですが、MacからWindowsに送る場合は、こんなアプリを利用します。
WinArchiver Lite
https://itunes.apple.com/jp/app/winarchiver-lite/id414855915?mt=12
Windows側で、文字化けせずに解凍させるソフトもあることはありますが、
送る側が配慮して上げた方がいいかなと思います。
このようにファイルを圧縮して送ってあげると、相手もバラバラのファイルではなく、1つのフォルダとして受け取ることができるので、とっても楽です。
Windows で圧縮してみる
今度は、Windows での圧縮方法です。
こちらは、Windows8以外は、もともとソフトが付いていないと思うので、ソフトをダウンロードします。
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/lhaplus/
こんなソフトが有名かと思います。
インストールすると、こんなアイコンが表示されます。
Windowsで、送りたいファイルを入れたフォルダを作ります。
この中に、写真とかテキストとか、複数の形式で入れても大丈夫です。
フォルダを作ったら、先ほどできたアイコンに、ドラッグドロップします。
ドラッグドロップをすると、圧縮しますか? 的なメニューがでることがありますが、実行しましょう。
「はい」を選択すると、出力先を聞かれます。
これで、「OK」をクリックすれば、圧縮ができます。
ドラッグドロップがわからない方は、Lhaplusをダブルクリックして起動したメニューで、フォルダを選択しても大丈夫です。
圧縮したファイルを送る
最後に、圧縮してできたZipファイルを送ります。
例えば今回のファイルサイズは2.6MBでした。
このくらいなら、メールに添付して送ることもできますが、もっと大きなファイルになるとメールでは送れません。
だいたい、5MBを超えるなら、他の方法を選択した方が安全だと思います。
例えば、僕がダウンロードしてきたファイルすべてを送ろうと思うと、220MBほどになってしまいます。
これをメールで送ることはできないので、ファイル転送サービスを活用します。
ファイル転送サービスとは?
ファイル転送サービスとは、ファイルを直接送るのではなく、別の場所に転送しておくから取りにきてねというサービスです。
例えば、巨大なソファーをいきなり送りつけると、玄関が入らなかったり、スペースが足りなかったりで、不着になってしまうことがありますよね。
そんな時に、近所の一時倉庫に預けておいて、「ここの住所においてあるから、取りに行ってね」と言えば、相手も準備をしてから取りに行くことができます。
そんな一時倉庫のようなものが、「ファイル転送サービス」です。
有名なのは、
おくりんぼう
ユーザー登録なしでも、250MBまでのファイルをアップロードすることができます。
Firestrage
簡単にファイルを送ることができるので、重宝しているサービスです。
Gigaファイル
なんと、1GBものファイルを転送できるサービスです。
動画ファイルなどを送るときは、このサービスを利用しています。
実際にファイルを転送してみる
今回は、Firestrageさんを活用することにします。
ここの、「違法なファイルではない」にチェックを入れます。
すると、アップロード画面が表示されます。
ファイルの保存期間は、3日、7日など、選択することができます。
保存期間を決めたら、「アップロード」をクリックします。
すると、ファイルを選択する画面が表示されます。
アップロードしたい圧縮ファイルを選択して、Openをクリックします。
すると、そのすぐ下に、ファイルをアップロードし終わったことが表示されます。
大きなファイルであれば、アップロードに時間がかかる場合もありますが、進行状況が見えるので安心です。
その下には、「以下のURLでダウンロード可能です」という表示があります。
このURLを、メールに貼付けたり、 Facebookのメッセージで貼付けたりして先方に伝えれば、
先方はそこからダウンロードすることが可能です。
実際にページに移動してみると、こんな感じで、わかりやすくダウンロードできます。
これで、複数の画像をすっきり1つにまとめて送ることができます!
まとめ
実際に、写真をお送り頂くことがよくあるんですが、写真をバラバラに送って頂くと、どれをダウンロードしてどれをダウンロードしていないか、わからなくなるときがあるのです(汗)
なので、お互いのやり取りをスムーズにするためにも、1つのフォルダにまとめて、圧縮して送ってあげるのが親切だと思います。
ちなみに、バラバラに送ると、こうなります。
かっこ良く送れている感じなんですが、先方は1つずつダウンロードをしなければいけないので、ちょっと大変です。
※一括でダウンロードする機能もあるのかもですが、見つかりません(汗)
ということで、圧縮してファイル転送で送ると、「おぉ、ありがとうございます!」と、バナーを1つ余分に作ってくれたりすることが、はぐれメタルを倒すくらいの確率で存在するかもしれないので、
ぜひ、今日から活用してみてください♪