WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ

WordPressの次のメジャーリリースから導入されるコンテンツエディタのGutenberg

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

執筆時現在(2018.08.03)のWordPress5.0の現在の完成度はMilestone 5.0を見ると42%。

https://core.trac.wordpress.org/milestone/5.0

まだ先とはいえ、皆さんのWordPressにこれまでとは全く違うWordPressのエディタが搭載されることは近い将来に起きること。

 

Gutenbergを使うと、これまでとは何が違う?

操作感としては「便利になる」と感じるとともに

「これは、3年以上WordPressを使っていて、今の操作に親しんでいる多くのクライアントさんには導入ハードルは高めだ」とも感じる。

 

便利になると感じるところ

1つのページを、ブロックで構成することができる。

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

これまでは、Advanced Custom Fields とかのプラグインで実装していたブロック要素の積み上げ式コンテンツも、

半分くらいは、Gutenbergのエディタで置き換えることができる。

ブロックを選択し、挿入することでコンテンツをどんどん追加できるし

要素をドラッグドロップで並べ替えることもできる。

 

ウィジェットを挿入できる

例えば、投稿の中に新着情報リストを挿入できたりする。

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

1つ1つのブロックが動的に動くので、分離をすることでこういった表現方法の可能性は増す。

 

 

慣れが必要だと感じるところ

例えば、これまでのエディタはこういう見た目になる。

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズimage-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

1つのエディタの中に、いろんなスタイルを適用して形作っていく感じ。

 

これが、こういう見た目に変化する。

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

1つのブロックには、1つのスタイルを当てられるようになり、1つ1つのパーツを分離して編集できるようになる。

例えば、「わぁ・・・レイアウトが崩れちゃった」というケースが少なくなることが予想される。

 

また、例えば、画像を横に並べたいんだけれど・・・

という場合も、レイアウト要素を追加すれば、画像を横に並べることも気軽にできる。

 

 

操作感としてはペライチに似ている

わかりやすい例でいうと、最近多くのユーザーが使っている「ペライチ」の操作感に似ていると伝えるのがスムーズかもしれない。

a-blog cmsや、Craft CMSにも親和性があるかもしれないけれど、求めているものが違うので、やはりペライチや、Jimdoや、wix的な雰囲気が強い。

 

これまでのエディタとの互換性

とりあえずは、前のエディタと共存できる

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

投稿を編集しようとすると、「旧エディター」というリンクが見つけられる。

これをクリックすると、慣れ親しんだ今までのエディタでも編集することができる。

 

旧エディタに戻しても、ウィジェットは引き継げるようだ

先ほど作った、新着情報リストが投稿の中に入っているページを、旧エディタで編集してみた。

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

公開ページを見てみると、新着情報のリストが表示されている。

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

どういう処理をしているのか気になったので、ソースコードを見てみた。

image-WordPress5.0から実装の新エディタ『Gutenberg』はペライチを覚えておくとスムーズ | WordPressを使ったサロンホームページのヒーリングソリューションズ

どうやら「<!– wp:latest-posts /–>」と、書いてある部分が新着情報に置き換わっている。

特定のコメントアウトに、特定の機能を持たせる処理が動いているらしい。

 

Gutenbergで恩恵を受ける人

「便利な機能なのはわかったけれど、その便利な機能を使って何が良くなるの?」

と、思われた方もいると思う。

大前提としては、その感覚を持った人に恩恵が享受されるのはまだまだ先だ。

 

恩恵を受けそうな人は、

「おぉ〜、ということは

 これまでやりたくてもできなかったあの表現が、できるようになるかも」

と、少しでも頭をよぎった人。

 

もっと具体的にいうと、

アマチュアデザイナー以上の層。

 

さらに例を出すと

WordPressを使って、デザイン的なことをやりたい人や、やってきた人。

 

に、恩恵がある。

例えば、WordPressで作るランディングページの構造なども、このエディタで一変するだろう。

 

Gutenbergの恩恵が乏しいと思われる人

それは、WordPressを執筆に使っている人。

つまり、ライターや、ブロガー。

 

テキストを、シンプルに構成して書いていくユーザーには恩恵が乏しい。

構造やレイアウトはシンプルな状態で、とにかく文章を読ませるのであれば、レイアウトや装飾はほとんど必要ないからだ。

画像を横に2枚並べる というのも必要ないだろう。

むしろ、画像点数を減らしつつ、いかに効果的に訴求をし、画像の画質を抑えて表示スピードをあげるかの方が重要だったりする。

 

「それでも、Gutenbergを導入するべきか」という質問

この質問自体が、ナンセンスであることを先に伝えておく。

「消費税は8%に据え置くべきか、10%にするか」を、居酒屋で議論しているようなもの。

間違いなく、その流れは来る。好むと好まざるとにかかわらず。

その猶予期間として、以前のエディタを使うことができるというだけだ。

(Gutenbergに、シンプルモードのような集中執筆環境が整備されると思っているけれど、それはまた別の話)

 

 

誰でも素敵なホームページが作れる環境が整っている

乱暴な表現を使うと、誰でも、ある程度素敵なホームページは3日で作れる

「それは、あなたがWEBに詳しいからでしょ?」

「それは、専門技術を持っているからでしょ?」

と、思うなら、「初心者 ペラ子屋」で検索をしてみるといい。

3日どころか、2時間で作れるセミナーもあるし、半日で素敵なホームページを作れるセミナーもある。

 

難しいと言われているWordPressでも、1週間あれば、ある程度素敵なホームページは作れる

素敵そうなWordPressテーマを1万円〜2万円くらいで買って、詳しい人にアドバイスをしてもらいながら3日で初期設定をして、

残りの3日〜4日で

  • トップページ
  • お店について
  • メニュー紹介
  • プロフィール
  • アクセス
  • お問い合わせ

とかを作れば、もう完成する。

 

3年前くらいだったら

「えー! 素敵なホームページが完成したね!

 このホームページ、色んなところが動くし、スタイリッシュだし、

 30万円くらいしたんじゃない?」

と言われるホームページが、ある程度誰でも、3万円もあれば作れる。

(最低限、キーボードで文字を打ち込んだ経験くらいは欲しいが・・)

 

その時代を、さらに加速させるツールが、Gutenbergだ。

 

Gutenbergを使えば、小さなお店の売り上げが上がるのか

あなたにとって、一番大切な部分は、ここだと思う。

「便利なツールなのはわかったけれど、自分のお店の売り上げは上がるの?」という部分。

 

答えは、

上がらないし、上がるわけがない。

 

なぜなら、エディタは道具だから。

きっと、これを読んで、「ウンウン」とうなづいてくれている人もいるよね。

 

小さなお店の売り上げを上げる要素で、大切なもの

  • ライティング(文章・SEOを含む)
  • 写真素材
  • 導線

の3つだけだ。

 

  • アクセス解析から読み解くマーケティング分析
  • 検索に引っかかりやすい構造
  • 高度なデザイン

などが気になる場合は、小さなお店のオーナーは、一旦その意識を捨てた方がいい。

 

アクセス解析をゼロから勉強するよりも、お客様の心に刺さる文章を追求した方が早い。

検索に引っかかりやすい構造を勉強するよりも、検索に強いWordPressテーマや、検索に強いと言われているペライチを導入する方が早い。

 

そして、デザイン。

Gutenbergを見ていて思うのは、

本当の「デザイン」は依然としてデザイナーの領域

ということだ。

 

1つのページを、読みやすく表現するというのは、ホームページオーナーの役割でもある。

でも、ホームページ全体を、目的を持って、ユーザー導線を意識して構造的にデザインするというのは、デザイナーやコーダーレベルを含んだ、それ以上の仕事だ。

 

まとめ

Gutenbergという、活版印刷技術の発明者の名前からとったエディタは、確かにWordPressでのデザインを便利にする道具である。

けれど、それがすなわち、あなたのお店の売り上げにつながるとは思えない。

 

すでに、WordPressの今のエディタに課題を感じている人には、素晴らしいツールになるかもしれない。

「ずっと表現したかったこの方法が、こんなに簡単にできるなんて」と。

 

でも、今現在、WordPressのエディタに課題を感じておらず、「ついていくのが精一杯」という方は

まずは、Gutenbergを意識する必要はない。

どちらかというと、魅力を伝えるためのライティングの方に注力する方が、売り上げは上がるはずだ。

その中で、「あ・・ここの表現、もう少し見やすくしたい」と、思うことがあれば、導入してみるのも1つの手だ。

 

ホームページ制作業者の視点から思うこと

最後に、Gutenbergをみて、業者の視点から改めて感じたことは

ホームページ制作業者の仕事が変化するということ。

 

今までは、「これができるのは、すごいでしょ?」と、言えていたものが、言えなくなる。

それがもっと簡単にできる機能が、どんどん開発されていくから。

 

ある一定の、「時代を作る技術」を持っている側の価値は、どんどん高まるだろうけれど

ある部分から下の、「その恩恵を、ただ受けて自分の商売に還元しているだけの業者」は、苦しくなる。

 

時代の流れ的には、

  • 共感を得る文章構成力
  • 感動を伝える写真撮影技術
  • 信頼を得る人格

など、これまでも当然大事だったものが、さらに大事になってくるはずだ。

ぼくも、ホームページ制作業者として、それに向かって向上し続けていく。