ダブルバインドの教科書 | サロンのホームページ制作 Healing Solutions

ダブルバインドの教科書

心理学の言葉に、「ダブルバインド」というものがあります。

とってもざっくり言うと、「板挟み

2つの要素で思考を挟むことをいうそうです。

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よく出てくる例では、上司が

自分で考えろ! そんなこともわからないのか!?」 と、部下を叱る。

部下は一生懸命自分でやってみたところ。

何やってるんだ! 勝手なことをするな!」と、叱られる。

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考えなくても叱られる、考えても叱られるという、
2つの拘束が働くことを言います。

 

営業にも活用されるダブルバインド

営業の世界でも、心理的に活用することができると言われています。

商品を売る時に、

「Aという機能と、Bという機能があるんですが、どちらが興味ありますか?」

「うぅーん・・どちらかというと、Aかなぁ〜」

「Aのほうだと、こんな機能もあるんですよ〜」と、さらに詳細に詰めて行く。

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前提話法とも言うそうです。

買うことを前提として、選択肢を提示することで、
それ以外の道を暗に封じて話すことができるそうです。

デートに誘う時に、

「今度、デートに行ってもらえないかな・・」と切り出すのではなく、

「今度の休み、何か食べにいこうよ。洋食か和食か、どっちがいい?」と、切り出すと成約率が高いとか。

 

 

さらに、強力なダブルバインドも

先ほどまでの例は、ライトな感じ。

「押し売り」と言われる業界では、さらに強力なダブルバインドを使います。

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前提条件を少しずつ積み重ねておいて、最後に質問を投げかける。

そうすると、いままで話していた前提条件を、自分で崩せなくなるので、YESと言うしか無くなる・・というものです。

 

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例えば、

「リンゴって、おいしいよね〜」

「リンゴって、『1日1個のりんごは医者を遠ざける』って言う言葉があるくらい、健康にいいんだって」

「リンゴって、肺ガンを含むすべてのガンに対して17%リスクを下げるっていう研究結果もあるみたい」

「リンゴって、皮があるから、いつでも持ち歩けるもんね。場所を選ばない薬だよね」

「リンゴって、いいものだと500円とか1000円するものもあるけれど、普通のでいいよね〜」

「今日、ちょうどリンゴもっててさー。いくらで買ったと思う?」

「そうなの! すごく安いよね! びっくりするよね」

「1つ譲るよー。同じ値段でいいからさ。大丈夫だよ」

 

と、前提条件を積み重ねて言うと、なんとなく断りにくくなって行きます。

エステなんかも、強烈なダブルバインドを使うといいますが、あまりその例は出したくないので、このくらいで。

健全にエステを経営しているサロンもたくさん知っているので、イメージダウンに繋がるのは嫌なのです(汗)

 

まぁ、こんな感じで、サロン経営やセミナー営業に使えるテクニックではあります。

 

でも、挟まれるのって、痛くない?

板挟まれないと、動けない人がいるのは事実です。

営業成績を上げるためには、こういった手法も、知識として入れておいた方がいいシーンも、あるでしょう。

 

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けれど、多くの場合、
ダブルバインドされた側はいい気持ちはしないものだと思うのです。

人の思惑の通りになるのを、良しとしない人は、けっこう多いんじゃないかと思います。
決めるなら、自分の意志で決めたいと。

先ほどまで紹介した例も、頭のいい人が考えた机上の空論な気がしています。

現場では、そんな風に使えないんじゃないかと(汗)
むしろ、「うざ!!」って、思われるケースのほうが多いんじゃないかと(汗)

 

 

結果を求めてご来店下さるようなサロンであれば、
お客様に適度なプレッシャーをかけて行くのも、必要なのかもしれません。

結果を必要としている痩身サロンとかでは、ささやかなダブルバインドは活用されているかもしれません。

「絶対、一緒に結果出しましょうね♪ 頑張りましょう!」

という、前提条件を共有しておいて、次回の悩み相談の時に

「食べたい気持ちもわかるけれど、この前『がんばろう』って、一緒に言いましたよね・・?」とか。

うぅーん・・・僕は、同じことはできないし、やりたくないけれど、
お客様を多少追い込むことが必要なケースも、ゼロではないことは事実です。

 

ただ、あまり癒しサロンでは活用しない方がいいテクニックですよね・・・。

特に、サロンに「癒し」を求めてご来店下さっているお客様の気持ちを、
無理に圧迫しないためにも、使わない」という目的で、ダブルバインドを意識するといいと思います。

 

あ・・この言い方、お客様を追いつめてないかな」って。

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僕は、自分が制作物を作る時に、できるだけ伝えるようにしていることがあります。

それは、

この話し合いの後に、プランが変わっても全然問題ないですからね

というもの。
実際にお伝えした方も、多いかと思います。

 

『あんなに時間を割いて話したのに、よく考えてみたら自分がやりたいことは違っているかもしれない・・
 けれど、いまさら「やっぱり・・」とは、言い出しにくい・・』

と、本来自分が思っていることとは別の方向に進んで欲しくないからです。

 

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いつでもやり直せるし、いつ方向転換してもらってもいい。

お客様が、本当にやりたいこと、得たいことをサポートする。

そんな姿勢でいるし、それをできるだけ伝えるようにしています。

 

だから、サロンのキャッチコピーや、パンフレットの文言には、
できるだけダブルバインドの要素を入れないようにしています。

 

何かの力で圧迫をしてサロンにご来店下さるよりも、

のびのびとした気持ちで、軽やかな足取りで、サロンにご来店してもらいたい。

僕はそう思います♪

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