スマートフォン対応で着手する項目の優先順位

「サロンのホームページのアクセスは、
スマホがほとんどだから、スマホ対応しないとダメ」

ということは、よく聞きますよね。

実際に、僕が解析をしているサロン様で、

ホームページからのお問い合わせが多くて人気だな」と感じるサロンは

1つの指標として、スマートフォンからのアクセスが7割〜8割になっています。

きっと、その重要性は、いろんな情報を収集する中で感じていますよね。

 

そこで、「スマートフォン対応しなくちゃ」と、ホームページの修正に着手をすると思うのですが、

具体的に「スマートフォン対応する」とは、どういうことでしょうか?

文字が小さくならないようにする?

サイドメニューをやめて、縦の配置にする?

それらは、対応策の一例ではありますが、根本的な部分ではありません。

 

スマートフォン対応するというのは、

お客様の動線をシンプルにする ということです。

そして、さらに重要な要素があります。

 

どんなサロンのホームページを作ると「具体的に人気」になるか、

そのためには、何を着手するべきか、

多くのサロンの解析をしてきた具体的な数値と動向から、解説していきます。


ほぼ毎日、ホームページからご予約が入るサロン

僕のクライアント様には、毎日のようにホームページからご予約が入るサロン様もいます。

スクリーンショット 2016-08-23 5.19.11

こちらのサロン様は、月間のホームページ経由でのご予約が、24件。

営業日として考えると、ほぼ毎日、ホームページからご予約が入っています。

また、これ以外にも、お電話でのご予約やホームページ以外からのご予約もあるでしょう。

 

ここで、まず見るべき指標は、

  • モバイルからのご予約 16件
  • タブレットとPCからのご予約 8件

という部分です。

モバイルをさらに調べると、スマートフォンであることがほとんどです。

また、タブレットとPCのほうも、PCであることがほとんどでした。

つまり、スマートフォンからのご予約は、単純に、PCからのご予約の2倍になっています。


成約率(コンバージョン)も重要

今度は、指標をちょっと変えて、「成約率」を見てみます。

  • モバイル 0.92%
  • タブレットと PC  1.07%

となっています。若干、PCのほうが「予約しやすい」ということですね。

ここで、「スマートフォンだと、成約率が下がるということは、予約しづらいのかな?」という仮説が浮かびます。

つまり、次に改善するべきは、「スマートフォンでも予約しやすいボタンをつける」ということになりますね。

 

また、ご予約に至った人と、そうでない人の行動も、解析からイメージしていきます。

スクリーンショット 2016-08-23 5.39.22

ご予約に至った人は、最後の「お問い合わせありがとうございました」ページを除くと、3.95ページ。

ご予約に至らなかった人は、2.83ページ となります。

乱暴に言うと、「およそ1ページ足りていない」ということですね。

 

また、ご予約に至った人は、しっかりページを読んでいます。

次は、ご予約に至った人が読んでいるページを解析していけば、どこの文章を修正していけばいいかもイメージできてきますね。

その部分は、特定のサロン様の話になるので、ここでは省略させていただきます。

具体的になりすぎましたね(汗

様々な角度から、スマートフォン対応を検証して行っているということを、少しでも共有できたら幸いです。

 

では、表題の「スマートフォン対応で着手する項目の優先順位」について、お話していきます。

改善するポイントは、本当にいくつもありますね。

構造的な問題とか、文字が小さいとか大きいとか、写真が良いとか悪いとか。

 

装飾は最後でいい

もっとも、後回しにしてもいいポイントは、装飾 です。

特に、サロンのホームページだと、細部にこだわりたくなりますよね。

もちろんその気持ちは十分に理解していますし、僕も細部まで作り込んだホームページを作りたいと思っています。

ただ、装飾の多くは、画像での対応になります。

画像での対応になるということは、

  • スマートフォンでの表示を遅くする要因になる
  • スマートフォンでの見え方とPCでの見え方が違う要因になる
  • 装飾があることで、構造や内容が制限を受ける場合がある

と、ちょっと複雑な課題が生まれやすい要素です。

先ほどお見せした、毎日のようにご予約が入っているサロン様は、比較的シンプルにホームページを作っています。

画像の上にテキストが乗るというのを最小限にして、画像とテキストを分離しています。

 

家を建てる時でも、壁紙から貼ることはしないですよね。

基礎を作って、建物を作ってから壁紙を貼ります。

ホームページも同じで、装飾となる部分は、イメージを膨らませるのは大事ですが、着手は後でいいです。

それでも、ご予約は入るので、「装飾」は、最後に取り組んでも良いはずです。

 

構造は成功事例を参考にする

次に優先順位が低いのが、構造です。

つまり、レイアウト。

誤解のないように補足をしておくと、レイアウトはホームページの根幹です。

家で言うと、「間取り」になります。

一番最初にワイヤーフレームなどでレイアウトを決めなくてはいけないと言われているくらい、とても重要です。

 

ここで声を大にして伝えたいのは、レイアウトにこだわりすぎている時間はもったいない、ということです。

独自の考え、こだわりのレイアウトに時間を割くよりは、

「すでに成功しているレイアウト」を参考にして、まずはそのまま配置していくのがベターです。

つまり、

  • 重要な情報は、上のほうに配置する
  • スマートフォンでは1カラムにする
  • ナビゲーションは上部に配置し、必要に応じて固定する
  • 手に持った時に指が届く右下には、「上部に戻る」や、固定ナビゲーションを付ける

などです。

幸い、ホームページは家とは違って、構造を後で変えることが簡単にできます。

まずは、一般的に「スマートフォン対応されている」というレイアウトで、早くホームページを作ることが重要です。

テンプレートを使ってもいいでしょう。
まず作ることで、解析を始めることができます。

家は、一度住み始めたら間取りを変えることは大変ですが、

ホームページでは、住み始めてからでも不便な間取りは変えられるのです。

 

「何をどこに配置すればいいか」というのは、想像で作るよりも、アクセス解析から答えを導き出した方がはるかに正確です。

 

写真にこだわる

「優先順位の低い順」に話しをしていますが、この辺りからはすでに優先順位は高いです。

それは、写真です。

写真の内容と、クオリティ。

 

写真は、言葉で説明するよりも、はるかに多くの内容を伝えてくれます。

カッサを説明する時に、

「漆の木の平らなもので、足の裏などの老廃物を流していきます」というよりも、

カッサの写真を見せてしまった方が早いはずです。

 

また、サロンの雰囲気や、セラピストのプロフィールなどでは、「伝わって欲しくない情報」まで、伝えてくれます。

「なんだか、暗い気がする」

「この人にやってもらって、大丈夫かな」

「イメージアップのために、この写真を使ってるんだろうけれど、ちょっと汚いな」

お客様は直感でサロンの評価をしているので、少しでもイメージがよく、サロンが伝えたい内容に合っている写真を入れていくのが好ましいです。

今は、スマートフォンでも素晴らしい写真が撮影できます。

けれど、だからと言って、スマートフォンで撮影したものならなんでも良いというわけではありません。

内容や構図にもこだわって、時にはプロのカメラマンに依頼をしてでも、写真にはこだわった方がいいです。

 

最も改善効率が高いのは、ナビゲーション

最後の1つ手前、2番目に重要な要素は、ナビゲーションです。

構造とも関係してくる内容ですが、ナビゲーションに絞って考えると、優先順位は高いです。

いくら、装飾やレイアウトにこだわっても、

いくら、写真にこだわっても、ご予約の方法がわからなければ、お問い合わせはされません。

ナビゲーションは、ホームページの中で最も改善効率の高い要素の1つです。

 

極端な話、

「メニュー」「アクセス」「お問い合わせ」

が、きちんとあれば、お問い合わせをして、サロンにご来店いただけます。

 

「プロフィール」「サロンについて」「営業情報」

などは、それを補足する情報となります。

 

「お客様の声」「メディア掲載実績」

などは、お客様を安心させる材料でしかありません。

 

ホームページを構成する内容としては、どれも重要です。

お客様に安心していただくことも、ホームページの役割の1つですし、

「お客様の声が丁寧で充実していたから、お問い合わせしました」というお客様も、実際にいるでしょう。

 

けれど、「スマートフォン対応ホームページの改善」という点で考えると

メニュー、お問い合わせ へのナビゲーションが、まずはわかりやすいということが、重要です。

 

三本線のハンバーガーメニューが、スマートフォンでは主流ですが、それプラス、ご予約やお問い合わせのボタンを表示しておくといいでしょう。

 

何より重要なのはコンテンツ

最後に、スマートフォンのホームページにとって、最も重要なものは、コンテンツです。

書いてある内容。

 

「それって、PCでも同じでしょ?」というご意見もあると思いますし、全くもってその通りなのですが、

スマートフォンでは、さらに重要度が高まります。

 

PCでは

  • 縦横全体で表現出来る
  • 多少大きな写真でもストレスにならない
  • 文章を読んでいる間でも、バナーやナビゲーションがあるので移動できる

という特徴がありますが、スマートフォンでは

  • 縦方向のスクロールでしか表現しづらい
  • 写真がストレスになることもある
  • 文章を読んでいる時は、文章に集中するしかない

という、限定さがあります。

また、Googleが推奨しているAMP(Accelerated Mobile Pages)への取り組みも見過ごせません。

いよいよ導入されるAMP(Accelerated Mobile Pages)の基礎知識から対応方法まで!まとめ
https://webkikaku.co.jp/blog/seo/accelerated-mobile-pages/

AMPについては、本当に乱暴に、わかりやすく言うと、

「装飾とか、エフェクトとか、いろんなものを取り払った、
シンプルな構造のホームページを、検索で優遇する」

という、仕組みです。

つまり、先ほど優先順位の低いところでお伝えした、「装飾」や「構造」は、AMPの観点で言うとほとんど役に立たなくなります。

また、写真も、大きな写真で装飾的に使うのではなく、コンテンツの内容に合った写真だけ、シンプルに表示するようになります。

もちろん、AMPはホームページのスマートフォン対応の1つの要素でしかありませんが、Googleがますますコンテンツ重視になっていくことは予想されます。

 

もう一度順番に言うと、

  • 装飾
  • 構造
  • 写真
  • ナビゲーション
  • コンテンツ(テキスト)

という流れで、優先順位が高くなります。

 

まとめ

「今は、スマートフォンの時代だから、スマートフォン対応しないといけない」

そんな記事やお話を、よく目にしたり耳にしたりします。

 

けれど、サロンオーナー様は、ホームページのプロでも、スマートフォンのプロでもありません。

そんな中で、よく分からない得体の知れない対応に、手探りなまま、かなりの労力を割いてしまっているなぁ・・と感じることもあります。

 

もし、ここまで読んでくださった方がいたら、

解析部分以外は、写真が1つもなかったことに気づくかもしれません。

 

つまり、コンテンツです。

まずは、「お客様に何をお伝えすることができるか」から、

ホームページを見つめ直してみると、新しい発見があるかもしれません。

解析結果を使わせていただいたサロン様からは、掲載のご許可をいただいています。
いつもありがとうございます!
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