最近、修飾子を見ると多少の胸焼けがする水野です。
「キラキラ」とか、「ふわふわ」とか。
あぁ・・・この導入も、ちょっと苦手になってきています。
「 最近、◯◯のダレダレです」的な。
あと、メルマガの冒頭にプロフィール写真が入っているのも、最近ちょっと苦手です。
話がそれました。
ちょっと話を戻すと、「検索を制するサロンは、ホームページを制する」という話でしたね。
ここ、wifi飛んでるな・・。
多くの方には信じてもらえないので、たぶん嘘だと思うのですが、
最近、四六時中、サロンのホームページ集客のことを考えています。
ホームページのトレンドとか、
検索のトレンドとか。
そして時々、
「最近は、どういうホームページがいいんですか?」という
疑問の輪廻転生を数回繰り返して、逆に含蓄のある疑問を投げかけられるので、
その都度、考え込んだりしています。
で、行き着いた結果としては、
「検索を制するものは、ホームページを制す」でした。
あ、いま、
あなたのパソコンについているWEBカメラ越しに
「あー、はいはい、SEOの話ね」的な顔が浮かんでいる様子を想像しました。
そうなんですが、そうじゃないので、もう少し話します。
ホームページの戦略を、難しく解説したがる人から言わせると
”最近の検索エンジンの動向を解析して、
最適なアチーブメントをもたらす施策を
最高のモチベートとパフォーマンスで行う”
的な話になるんですが、
この記事的に、もうすこしシンプルに言うと
「いったい、そもそもどんな言葉で検索されているんだろう?」
ということに、胸を膨らませるべきだと思うのです。
多くのサロンが、「目的」で検索ワードを考えます。
例えば、痩身エステサロンであれば、「痩身」とか。
「痩身エステ」で検索をすると、山のような広告サイトが結果で表示されます。
あえてキャプチャは貼りませんが、単体のサロンが上位になるのは、厳しいワードです。
とても口の悪い言い方をすると、
目的での検索ワードは、とても安直なのです。
誰でも思いつくし、誰もが狙っている。
そこで、こんな切り口でキーワード解析をしてみました。
痩身というワードでは、1000件〜1万件の月間検索ボリュームで、競合が多い。
ところが、「痩せられない」というワードですと、同じくらいの月間検索ボリュームなのに、競合が少ないです。
”どんな言葉で、検索されているんだろう?”と、考えた時
目的と課題の、両方で調べてみることをお勧めします。
みんな大好き、Googleキーワードプランナー
https://adwords.google.com/ko/KeywordPlanner/
痩せたい のが目的であれば、
痩せられない のが課題です。
多くの場合、課題の方が、目的と同じくらいの検索ボリュームなのに、競合が少ないです。
例えば、
「綺麗になりたい」というワードは、検索数も多いですが、競合もあります。
一方、「自分の顔が嫌い」のほうは、検索数も減りますが、競合が少ない状態になります。
お金の悩みでも同じです。
稼ぐのと、稼がなくてもいい生き方とでは、稼ぐほうがニーズがあります。
けれど、「節約したい」のほうが、同じくらい検索されているのに競合が少なかったりします。
「ホームページを作るなら、検索上位に」的なことを言われますが、
そもそも、どんな言葉で上位になるかって、すごく大事です。
検索ワードのトレンドも見てみましょう。
シワとか、シミとかは、10年前よりも検索ボリュームが増えていっていますが、
アンチエイジングは、どうやら勢いが衰えているようです。
結婚をしたい人も増えていますが、結婚したくない人も増えているようです。
アロマテラピーや、アロマセラピーというワードは、
どうやらちょっと、勢いが落ちているようです。
一方で、アイラッシュとかは、まだまだ勢いがあったりします。
エステは、横ばいですね。
単純に、SEO って言われても、
「そもそも、どんなワードで見つけて欲しいか」がないと
どんな言葉でブログ記事を書けばいいかとかも、変わってきちゃいますよね。
ちなみに、このホームページは、
「サロン ホームページ」を、今のところ、表の目標に置いています。
まぁ、デコボコありますが、6位くらいには来るようになりました。
でも、皆さんのニーズはそこにはないんです。
ほとんどの方が、
「写真の向きが〜」とか
「Facebookが〜」とか
「アメブロが〜」とかで、アクセスいただいています。
そもそも、「サロンホームページ」という記事を、あまり書いていないですしね・・・。
小さなサロンのホームページは、検索を制せ
話がかなり、自由奔放なダンスを踊っていましたが、
小さなサロンのホームページを運用する場合は、やはり、「検索」を意識するべきだなと思います。
しかも、
「地域名 + 技術名」とかではなく、もっととんがったフレーズ。
エステサロンなら、
「フェイシャル 名古屋」とかではなく、
「シミが消えない」人向けのフェイシャルでもいいわけです。
昔の合戦で、大手サロンが火縄銃を持っているのなら、
小さなサロンが持っているのは竹槍だったりします。
竹槍で、ホームページの大海原にでるのではなく、
竹槍が功を奏する場所を、探すべきだと思うのです。
けっして、「大きな検索ワードを狙うな」ということではありません。
「東京 アーユルヴェーダ」というワードで、1位〜2位を取り続けて、
サロンを運営し続けているサロン様もあります。
まずは、竹槍で攻められる場所を攻めてから、
名をあげて、もっと上位のワードを攻めればいいと思うのです。
身の丈にあった検索ワードを、確実に攻略する。
ドラゴンクエストでも、最初にロトの剣は手に入りません。
ひのきの棒で、倒せる敵から制していくのが、王道ではないでしょうか。