アメブロで、お仕事の集客をしようと思っている時、
アメブロにどのくらいのアクセスがあるのかは、とっても大切なデータとなります。
この記事では、
の3点を軸に、書いてみます。
アメブロのアクセス解析が水増しされている原因
すでにご存知の方も多いと思いますが、
アメブロでは正確なアクセス数が取得できないと言われています。
実際に、何がどう違うのか、僕が全く使っていなかったテストブログで少し検証してみました。
http://ameblo.jp/healing-solutions
2015年12月のアメブロのアクセス数
アメブロでは、12月の1ヶ月間のアクセス数は、パソコン経由では402アクセスと言っています。
GoogleAnalytics(アクセス解析)での解析
Googleのアクセス解析では、12月の1ヶ月間のアクセスが24件だと言っています。
実際は、16分の1になりました。
なぜこうなるかというと、アメブロがRSSフィードもアクセスにカウントしているというのが、1つの大きな要因です。
RSSフィードを、アクセスに計上しているというのは、どういうことかというと、
お花屋さんで言ったら、お花を買いにお店に足を踏み入れた人ではなく、
お店の前を通った人も、計上しているイメージです。
つまり、実際には訪問していない人も、数字に入ってしまっているのです。
僕の場合は、16倍でしたが、
読者登録が多い人ほど、この倍率が高くなります。
というのも、ブログ記事を更新すると、その分だけRSSフィードとして配信される頻度が増えるからです。
多い時には60倍以上の「通行人」を計測していることになります。
僕の場合は、118人の読者数で16倍。
例えば、500人の読者が居るなら、さらに5倍だとして、80倍の通行人がいるかも・・。
まぁ・・厳密にわかっていることではありませんが、
読者数が500人の人のブログで、
1日に1000人のアクセスがアメブロで計上されているとしたら、
すごく乱暴に計算して50で割ると、
1日20人のアクセスだったりする可能性もあります。
見出しには「水増し」と書きましたが、
「計測したいデータが取得できていない」という表現の方が適切かもしれません。
より正確なアクセス数を把握するためには、
アメブロ以外のアクセス解析ツールを入れる必要があります。
今回は、GoogleAnalytics(アクセス解析)を導入してみます。
また、こちらの記事も参考にしてみてください。
なにはともあれ、GoogleAnalytics(アクセス解析)
アメブロにGoogleのアクセス解析を導入する方法
上記の記事で、GoogleAnalyticsへの登録は完了していると想定して、進めますね。
作成した解析ページ(プロパティ)で、「アナリティクス設定」をクリックします。
次に、プロパティのトラッキング情報をクリックします。
その中にある「トラッキングコード」をクリックします。
そして、ここに出てきたコードをすべてコピーします。
アメブロのフリープラグインに貼り付ける
このコードを貼り付ける場所は、アメブロのフリープラグインとなります。
フリースペースだと、スクリプトタグがはじかれてしまうからです。
場所は、アメブロの管理画面の、設定・管理 → プラグインの追加
「フリープラグイン」のほうに貼り付けるようにします。
これで、自分のアメブロを、Googleアクセス解析で解析することができます。
ただし・・・・
フリープラグインは、PC版でのみ動作するものなので、
スマートフォンのアクセスの解析ができません。
スマートフォンファーストと言われている時代に、
スマートフォンの解析ができないのは、なかなか厳しい部分があります。
この辺りは、現段階ではアメブロの純正のアクセス解析に頼るしかなさそうです。
アメブロの記事を投稿して、Facebookなどでシェアした後、
リアルタイム解析を行うと、自分がどのくらいの即拡散力があるかわかるので楽しいです。
アクセス解析から見えてくるアメブロ集客の方向性
さて、最後に大事な部分に触れたいと思います。
というのも、
「アクセス解析を入れたから、集客が増える」というイメージを
なんとなく持っている人も少なくないからです。
これは、お花屋さんでいうと、
チラシを印刷するための印刷機を仕入れたから集客が増える
と思っているようなイメージです。
何を印刷するか、誰に届けるかという部分とは関係ありません。
つまり、アクセス解析自体は情報であり、集客に直結するものではないのです。
アメブロで集客をするために見るべき情報
僕は、WEB解析のプロではないので、ざっくりと見ることができる情報を書いてみます。
実際には、ぜひWEB解析のプロや、詳しいWEB屋さんのお話を聞いてください。
どういう経路でアクセスしているか。
検索なのか、リンクなのか、直接なのか・・
どんな言葉で探している人が
どのくらい滞在しているか
どういう経路で、どういうページに移動する傾向があるか
どんなページがどのくらい見られているか・・
さて、ここまで読むと、
「難しい!」と感じる人もいらっしゃるかもしれません。
でも、アクセス解析の専門家に
30センチの距離から射的の的にされそうなことを乱暴に言うなら、
お客様が、あなたに、何を聞きたいと思っているか
が、情報として載っているんです。
それに対して答えていけば、
あなたは
お客様の悩みに応えられる人 という評価を得ることも可能かもしれません。
まとめ
ホームページ集客を意識していくと
つい、アクセス解析が「お客様に効率的に情報を伝えるためのデータ」に見えてしまいがちです。
けれど、実際には違うと僕は思うのです。
お客様が、あなたに、何を聞きたがっているか。
それを無視して広告記事ばかり書くのは、
久しぶりに呼び出した友達に、
新しく代理店になった”恋するフォーチュン化粧水”のセールスをいきなり始めるようなものだと思います。
また、これも僕自身の感情論で恐縮ですが、
毎回
「では、こちらのメニューをご覧ください」とか
「1つでも”YES”と感じた人は、このコースを体験してみてください」
と締めくくるのも、あまり素敵ではないような気がします。
「最近、彼氏と喧嘩して悩んでるの・・・」と相談してきた友人に
そうなんだぁ・・・うん・・うん・・・と、一生懸命話を聞いた上で
『でね、それなら、この恋する〜化粧水を使うと、仲直りできると思うよ?』
というのに、近いかもと思います。
なんども繰り返しになりますが、
お客様が聞きたいのは、あなたのセールスではないのです。
お客様が聞きたいのは、わたしの悩みに応えることができるかどうか。
そのためには、お客様の悩みを、アクセス解析を通じて把握する必要があります。
お客様の悩みを解決する適切な記事を書くことができたら、
そこにセールスは必要ないんじゃないかな・・というのが、僕の気持ちです。
もちろん、サロンにとって、告知や広告がゼロでいいというわけではありません。
僕も、告知をしたり、メニューへの導線を貼ることもあります。
でも、全体のボリュームとしては、
やはりお客様の悩みにお答えできる私であるかどうか
という部分が大きいと感じています。
アクセス解析の話から、感情論的な話に飛んでしまいましたが、
僕もGoogleのアクセス解析を通じて、お客様が聞きたいことに耳を傾けていけるといいなと思います。