「隠れ家サロン」と、銘打ってブランディングをしているサロンも、あると思います。
もし、あなたのサロンが「隠れ家サロン」というキーワードで10位以内をとっているなら、
それは価値があることだと思うので、見出しやタイトルから消さずにおく方が良いと思います。
ただ、多くのサロンは、SEOの観点を無視して、
ホームページに「隠れ家サロン」って、入れちゃっていますよね。
今回は、「隠れ家サロン」というワードでSEOをしてはいけない5つの理由を並べて行こうと思います。
この場合、ホームページのタイトル部分とかに、「隠れ家サロン」と入っていると想定しています。
1.隠れ家サロンって、そもそも検索されている?
Google様の、キーワードプランナーで、いくつかの候補を検索してみました。
https://adwords.google.com/ko/KeywordPlanner/Home?
エステサロン というワードは、月間4400回検索に使われています。
アロマサロン は、880回
隠れ家サロン は、320回。
まぁ、ほぐしサロンというワードは、ほとんど検索には使われていません。
アロマサロン というワードでも、880回の検索がある中、
その半分以下の320回は、けっして多い検索回数ではないと思います。
ということは、比較的ニッチなキーワードと言うことになるかと思います。
このワードで、10位以内に入っていれば、アクセスを呼び込める可能性はあると思うのですが、
そもそも検索に頻繁に使われているワードではないので、
このワードで集客をすること自体、効率が悪いように思います。
2.タイトルに「隠れ家サロン」を入れないで
それでも、どうしても「隠れ家サロン」というワードを入れたい隠れたがりなサロン様は、
せめて、タイトルにはこのワードは入れないようにしましょう。
どうしても入れたい場合は、タイトルの後ろの方に入れるようにしましょう。
というのも、SEOで検索結果の上位表示を意識するなら、
タイトルの前の方に、重要なキーワードを持ってくるべきです。
「隠れ家サロン 名古屋のアロマセラピーサロン ヒーリングソリューションズ」
というタイトルにしたとします。
すると、この中には、
・隠れ家サロン
・名古屋
・アロマセラピーサロン
・ヒーリングソリューションズ
という、4つのワードが含まれ、その中でも1番重要なのは「隠れ家サロン」ということになります。
できれば、サロンの特長ではなく、技術名でSEOをかけて、
検索結果の上位に表示するように意識しましょう。
お客様がまずはじめに興味を持っているのは、あなたのサロンがどんな所なのかではなく、
お客様自身の悩みを満たしてくれるかどうかだから。
ホームページにアクセスをしてもらって、興味を引いた後に、
サロンの雰囲気や、セラピストの雰囲気を探し始めるはずなのです。
3.タイトルの文字数は、32文字以内がオススメだよ
2番目の内容と重複する部分がありますが、タイトルの文字数についてです。
検索結果に、タイトル全文を載せる場合は、32文字程度がいいと言われています。
これ以上長くても、長過ぎなければSEOによる検索結果上位表示には支障はないそうですが、
やはりタイトルは全文載っている方がいいですよね。
隠れちゃうと、全身が見えないお見合い写真のようなものです。
ということで、タイトルの文字数を節約するためにも、
「隠れ家サロン」というワードは、使わない方がいいと思います。
どうしても使いたい場合は、先ほども言いましたが、タイトルの後ろの方に、こっそりと。
4.そもそも、隠れてていいの?
隠れ家サロンって、増えましたね〜。
これは、「隠れ家サロン」というワードの、人気度の推移です。
解析が始まってから、当初は検索に使われていない月もありましたが、一定のボリュームまで増えてきましたね。
なぜ、「隠れ家サロン」のニーズが高まったんでしょうかね・・。
なんか、サロンがイメージしている隠れ家サロンと、
お客様がイメージしている隠れ家サロンに、開きができているような気がしているんです・・・。
「隠れ家サロン」って、文字通り捉えるとひっそりと営業している、こじんまりとしたサロンのことになっちゃいますが、本来の使われ方って、全然違いますよね・・・。
隠れてても、集客できちゃうサロン
のことを、「隠れ家サロン」って、いいますよね(汗)
「あのサロンは、知る人ぞ知るサロンで、メディアにも載っていないのに人気なんだよー」っていうイメージ。
それを、雑誌やらメディアが取り上げて、
「人気の隠れ家サロンに潜入」って表現したんじゃないかと思うんです。
つまり、隠れてるサロンのことじゃなくて、
宣伝してないのに、人気のサロンのことを、隠れ家サロンって言うんじゃないかと思います。
そうするとですね、
そもそも、あなたのサロンは隠れててもいいのかしら・・・と、疑問に思うのです。
家庭の事情や、プライバシーの関係で隠れているのであれば、
それも1つの隠れ家サロンの形だから、有りと言えば有りなんですが、
少なくとも、集客のための隠れ家サロンというのは、ちょっと厳しくなってきている気がします。
それは、多くの場合は人から言われることであって、自分から言うことではないような・・・
あかん、毒舌になってきた(笑)
5.すべては、お客様の快適さのために
ということで、まとめの5つ目。
これも、4番目とかぶっちゃっていますが、
誰のためのサロン? ということです。
お客様から「他の人に知られたくないから、宣伝しないでください〜」と、言われているなら、
それはそれで、素晴らしいことだと思います。
けれど、「変な人が来たら困るから、隠れていよっと♪」っていうのは、
自分のためであって、お客様のためではない、「隠れんぼサロン」なんじゃないかなぁ〜と・・・。
サロンって、お客様をおもてなしして、日常を忘れてゆったり過ごして頂く空間。
それって、お客様の快適さのために、すべてあると思うのです。
ということは、サロンオーナーが隠れたがっているかどうかは、お客様には関係ない・・・。
とっても厳しいこと書いてしまって、若干反省していますが、
いくつかの隠れ家サロンを見ていて感じた違和感を、5つのポイントにまとめてみました。
反省のために、いまから滝に打たれてきます。