サロンブログの定番と言えば、アメブロ

でも最近、こう感じているサロンさんが多いのではないでしょうか

  • アメブロって商用利用禁止だし、いつ削除されるかわからない
  • 最近、広告が増えてきた気がする
  • 読者とか「いいね」を押してくれるのは、同業者がほとんど
  • アクセス数が水増しされているっていう噂も・・

また、先日Facebookでもシェアさせて頂きましたが

こんなブログ記事もなかなか参考になります。

アメブロで宣伝しているあなたに老婆心ながら忠告する7つのこと
アメブロで宣伝しているあなたに老婆心ながら忠告する7つのこと

http://saitoumikako.com/blog/0907ameblo.html

しかし、実際にサロンがアメブロを引越ししようと思うと

いくつかのハードルがあります。

  • これまで書き溜めた記事はどうすればいいの?
  • 引越しをする方法がわからない
  • 新しいサービスはどこがいいの?
  • 集客できるブログはどこ?

などなど。

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今回の記事は、

これまでアメブロを使ってきたお店のオーナーさんが

新しく別のブログに引越しをするときのポイントについてご説明します。

後半は、弊社がカスタマイズしているWordPressのご紹介になっていきますが・・


前提条件として

まずはじめにお伝えしておきたいのは

アメブロが悪いというわけではありません。

確かに、制約もあるし、無料である以上は広告も入ったりはしますが

それでも、集客に活用できているお店は少なく無いはずです。

ただ、今後ずっとアメブロが活躍し続けるとも限りません。

その場合は、どちらにしても、別のどこかに引越しをする必要がありますよね。

その時でもいいので、少しでも情報がお役に立てれば幸いです。

これまで書き溜めた記事はどうすればいいの?

まずは、これまでアメブロで書き溜めた記事をどう処理するかという部分ですが

僕は、アメブロはそのまま記事を残しておいた方がいいと考えています。

それには、3つの理由があります。

  1. インターネット上に同じ文章があると、マルチポストとして検索順位が下がることがある
  2. これまで蓄積したGoogleへの信頼は、ある程度活用は可能
  3. アメブロならではのつながりも、資産として残る

マルチポストで順位が下がる!?

まず、マルチポストについてですが、賛否あります。

インターネット上に同一文章が複数のサイトで使われていることで、

Googleは検索順位を下げるというのが定説ですが、

そうではないケースもあるので何ともいえません。

ただ、「そうではないケース」というのは

既に元のページに一定の認知度があり、転載が本人の意図しない場合というのが多いようです。

つまり、アメブロを引越しして、新しいサイトにコピーしたとしたら

アメブロが本拠地で、新しいサイトがコピーサイトになってしまいます。

それで共倒れしたら意味が無いので、アメブロに記事を残したまま、新しくブログ記事を書くほうがいいと僕は考えています。

Googleへの信頼は、維持した方がいい

「インデックス」という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、

Googleの閻魔帳に、あなたのページをメモってもらうことを「インデックス」といいます。

つまり、どんなに丁寧に記事を書いても、それがGoogleのメモに記憶されなかったら

インターネット上では検索されづらい状態になります。

この「インデックス」は、通常はすぐに蓄積できるものではありません。

一定の期間を経て、少しずつGoogleに認知されていきます。

※通常は、です。WEB屋なら、早める方法を知っています。

なので、せっかくGoogleに認知されたページをばっさり削除してしまうのは、

あまり得策ではないと僕は考えています。

アメブロのつながりも活用できる

アメブロには、「読者」「ペタ」「ピグ」など、さまざまなコミュニケーションツールがあります。

これらを全く使ってこなかった方なら話は別ですが、すでにつながりがあるのであれば、その資産は活用した方が良いと思います。

なので、一言で「アメブロ引越し」と言っても、

アメブロにブログ記事を残したまま、新しくブログを始めて行き、

これまでの資産であるアメブロから、新しいブログへの誘導を行う

というのが、僕としては最適だと考えています。

引越しをする方法がわからない

それでも、アメブロの記事を一旦抜いて、引越しをしたい場合は、

過去の、ちょっと専門知識が必要ですが、こちらのブログ記事も参考にしてみて下さい。

緊急回避! アメブロバックアップ方法

また、ご存知の方も多いと思いますが、FC2ブログは、

アメブロの記事を読み込む『引越しツール』が提供されています。

一旦、FC2ブログに引越しをして、その後別のサービスに再度引越しをするというのが

多くの場合使われている方法のようです。

ブログお引越しツール(FC2)

https://blog.fc2.com/import/register.php

アメーバヘルプ > お引越しする際の注意点≪FC2ブログ

http://helps.ameba.jp/faq/blog/import/fc2.html

新しいサービスはどこがいいの?

では、引越しをする先のブログサービスはどこがいいでしょうか。

引越しツールがあるFC2ブログも便利ですし、

最近はライブドアブログなども評価が高いようですが、

お店のブログを作るのであれば、ブログサービスの活用はあまりお勧めしません。

アメブロ 引越し で検索をすると、

WordPressへの引越し方法が多くヒットします。

アメブロ 引越し

独自ドメインを使えるという点で、

Jimdoへの引越しを進めているところや、

Wixへの引越しを進めているところもありますが

僕も、WordPressへの引越しは賛成です。

「そんなこと言っても、設定が難しそう」という方も多いと思うのですが

そこはもう、専門のWEB業者さんにサクっと依頼しちゃった方が早いです。

WordPressであれば、扱えるWEB業者が多いため、かなりコストを抑えて依頼することも可能です。

もちろん、弊社じゃなくても全然良いと思います。

WordPress ホームページ制作 とかで検索をすれば、すぐに大量の制作会社がヒットします。

まぁ、WordPress以外にも、a-blog cmsとかMovable typeとか

非常に便利なツールはたくさんあります。

そのあたりは、最寄りのWEB屋にご相談を。

もちろん、ウチで制作することも可能です・・

集客できるブログはどこ?

さて、一番最初の問題に戻ります。

お店でブログ記事をかくには、目的としては「集客」が大きいと思います。

  • お店の認知度をあげたい
  • 最新の活動を知ってもらい既存顧客にアプローチしたい
  • お店に来やすいように情報を発信したい

なども、目的としては「集客」につながって行きますよね。

集客できるブログを選ぶには、2つの切り口から考えましょう。

  • 自分のお店の「集客」を定義する
  • それを実現するための機能がある、あるいは作れる

自分のお店の「集客」を定義する

「集客」と聞くと、とにかくお客様を増やすというイメージだと思いますが

それはつまり、どういうことなのかを定義してみましょう。

例えば、

ブログにアクセスを増やすことが、まず大事なのか。

いやいや

ブログに訪問してくれた人の、お問い合せ率を高めることが重要なのか。

あるいは、メールマガジンへのお申込みがあるのが目的なのか。

直接ご予約を頂くことが最優先なのか。

もちろん、全て大切なことです。

全部をやらないと行けないのですが、その中でも優先順位をつけて

「まずは、これを実現する」という目標を掲げましょう。

それを実現する為の機能があるブログサービスを、まずは選ぶのが良いと思います。

そして、それを実現できない場合は、機能を作ることができるかが大切。

・・・となると、

機能を比較的安く簡単に作れるWordPressがやはりおすすめ・・という流れになっていきます。

集客のための機能をブログに盛り込む

長々と記事を書いてきましたが、このあたりで大詰めです。

あなたが「まずはこれを達成する」と決めた集客目標を実現するための機能を、

ブログに盛り込みましょう。

ここで、僕の話をさせて頂きますね。

なぜ、WordPressを使っているのか。

僕がブログをリニューアルする時に掲げた必要条件は、

  • 更新がしやすい
  • 結果に対する検証が可能か
  • お客様にお勧めしても再現性があるか
  • 欲しい機能をつくることができるか

とうい切り口でした。

更新がしやすい

これは、すぐにイメージして頂けると思います。

せっかくブログを作っても、記事を書くのが大変だったら育てて行くことができません。

比較的簡単に、更新ができて、それを継続できるか・・

というのが、とっても重要な項目でした。

その点、WordPressは、ブログツールであり、

「情報を更新して行く」という部分が強みとしてあります。

この部分は問題なくクリアすることができました。

例えば、この記事を書いている画面はこんな感じです。

独自にタイトルのスタイルを作ってあるので、

こんな見出しや

こんな見出しや

こんな見出しや

こんなFont

こんなFont

リストから選択するだけで実現できるようになっています。

結果に対する検証が可能か

これも、かなり重要な項目でした。

このサイトも含めて、納品しているホームページは、すべて独自のテンプレートを使っています。

全部、ほぼゼロの状態から書き上げています。

なので、

SEOのプラグインを使ったから とか

誰かが作ったガイドラインに沿ったから とかではなく

自分のブログでずっと検証を重ねて、

他のお客様のブログやホームページもすべてアクセス解析をしてきて

結果を検証しつづけています。

何を変えたから、どうなったのか

というのが、自分の手元で検証できるというのは

とても大きな要素でした。

例えばこのブログは、こういったアクセス推移をたどっています。

まだまだ、そんなにアクセスは多く無いですが、

2015年の現在までのアクセスを見ても、ジワジワと右肩上がりになっています。

また、ブログの仕組み等を改善しつつ、目標にしているキーワードでの上位表示も試行錯誤しています。

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また、SEO解析専門のツールでも、解析をずっと続けています。

まずはこのページで検証をした機能などを

お客様のホームページに実装していっています。

お客様にお勧めしても再現性があるか

「これは、ウチの専門の機能をつかっているので、納品は別です」となると

お客様には全く未検証のツールを渡すことになります。

どのWEB制作会社もそうしているように、弊社でも自社サイトを作っているツールで

そのままお客様にお渡ししています。

※不要な機能は省くことはありますが

なので、細かい調整は必要ですが、このサイト上でできていることは

お客様にお渡ししても再現性はあります。

検索結果への反映、アクセス数を増やすノウハウ

そういったモノを含めて、お渡しをしています。

欲しい機能をつくることができるか

このブログもそうなのですが、WordPressをつかっていて物足りないと感じた機能は

できるだけ独自で追加して行っています。

なぜ独自なのかというと、

「プラグインのサポートが終了したので、その機能は使えなくなりました」

ということが、できるだけ無いようにです。

また、独自で作ることで、不具合があった場合も迅速に修正をすることができます。

なぜそうしようと思ったかと言うと、WordPressって、本当に普及しているので

誰でも触ることはできるんです。

ちょっとWEBをかじった業者さんであれば、納品まではすぐに到達できます。

けれど、お店が本当に必要としてる機能を実装するときや、

すでにあるプラグインをカスタマイズすることには、対応できない業者さんがとても多いと感じました。

こんな機能を独自にカスタマイズしています

SNSの連携はあたりまえ

WordPressには、パーツをドラッグドロップで追加することができる「ウィジェット」という機能があります。

ここでは、

  • FacebookのLikeBox
  • Twitterのウィジェット
  • YouTubeの動画

を、それぞれIDを設定するだけで読み込めるようにしています。

柔軟なページリスト

また、「カスタムリスト」というウィジェットも独自に追加しています。

どんなページの時に、どんなページのリストを、何件ずつ表示するかという設定が可能です。

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お店に必要な情報も入力するだけ

ロゴ画像だけでなく、定休日や営業時間などの情報も、入力フォームに入力するだけで表示されます。

幅広いカスタムメニュー

WordPressには、「カスタム投稿タイプ」という機能があります。

これは、多ければ良いというものではないので、若干制限をしていますが、

すべて表示すると、こういう状態になります。

独自に追加した項目としては

  • サロンメニュー
  • 通販用の商品
  • イベント情報
  • クーポン
  • スタッフ、人物
  • 実績
  • 店舗
  • 物件情報
  • 作品
  • 機関誌
  • よくある質問
  • お客様の声
  • スライドコンテンツ
  • ランディングページ

があります。

ここまで全部を使うことは無いと思いますが

お店にとって必要な機能を盛り込むことが可能です。


イベント管理が可能

お店や活動のイベント管理が可能にしました。

WordPressは、ブログツールなので、「今までの記事」しか表示することができません。

例えば、2日後にイベントがある場合は、投稿日を2日後に設定すると

未来投稿として、「投稿予約」という扱いになってしまいます。

そこで、イベントの日付を入力できるようにしました。

また、イベントの場所もGoogleMapのURLを記入するだけでリンクを表示します。

イベントの情報は、未来のイベントであれば「あと○日」と強調することができます。

また、コメントも表示できます。

マップを設定していれば、「MAP」を押すだけで地図が表示。

過去の記事は、消えるのではなく「終了しました」という注意書きが表示されます

それぞれの個別ページでも、日付は強調されます。

サロンも、イベントをすることが増えてきたと思うので、イベント管理機能をつけてみました。

もちろん、中身は普通のブログ記事のようにガッツリ書くことも可能です。

メニューも項目を追加するだけ

Smart Custom Fieldsというプラグインを使わせて頂いていますが、

メニューリストも、項目を記入するだけでキレイに並びます。

まとめ

後半、ついついカスタマイズ例になってしまってすみません(汗

アメブロから引越しをしたいというご要望や声を聞く機会が増えてきたので

単純に便利だから引越しをするというだけではなく

「どんな目的を実現するためのブログ機能なのか」

「それは本当に自分の目的をサポートしてくれるのか」

といった観点からブログサービスやブログツールを選んで行くことをお勧めしています。

弊社のWordPressカスタマイズが、特別に素晴らしいということが言いたいわけではなく、

「こんなことも考えながら作っているから、

WordPressに乗り換える場合でも相談に乗りやすいですよ」ということが

お伝えできたら幸いです。

これは、全てのお客様にお伝えするようにしているのですが

僕に相談して下さったからといって、僕にご依頼いただく必要は全くありません。

お伝えした内容を元に、さらに安くて、さらに親身になってくれるWEB業者さんに依頼できたなら

それがお店にとって一番ベストな選択だと思うのです。

気軽にご相談いただければと思います。

あなたのお店のお役に、少しでも立てたら嬉しいです。