サロンのホームページについて、相談を頂くことが多いので、書てみます。
多くのサロンオーナーさんが、技術に関してはスペシャリストだと思うのですが、
同時にWEBのスペシャリストである人は、そんなに多くないですよね。
そこで、ホームページ制作会社さんとか、SEO業者さんに相談することになるのですが、
「知らないこと」を相談するのって、すごく難しい上に、勇気が必要だと思うのです。
海外の知らない街を、
「ハーイ♪ 僕はこの街のことを良く知ってるよ」と気さくに話しかけてくる、異国の人に案内してもらうみたいな。
ゴールにたどり着けるかどうか、わからない。
たどり着いたとしても、高額な請求があるかもしれない。
何らかの事故に巻き込まれるかもしれない。
そんな不安、ホームページにおいても、
ある方もいるんじゃないでしょうか。
そこで、「ホームページを運営する上で、これだけは、チェックしておこう」というものを、3つお伝えします。
1.検索結果の上位に表示される対策があるか(SEO)
サロンのホームページ制作を依頼する時に、まず考えなくてはいけないのが、SEOだと思っています。
「いやいや、デザインでしょ!」
「いやいや、写真でしょ!」
という突っ込みがある方もいると思うんですが、僕はSEOだと思ってます(大事なことだから、2回言ったよ)
これは、ウェブ屋の視点でのポイントだと思うんですが、
デザインとか、導線とかは、作ることができるんです。
でもその前に、まずはHTMLのテキストがしっかりかかれているとか、
検索結果の上位に表示される仕組みがあるかとかって、すごく重要。
逆に、デザイン性を優先してしまうと、テキストが画像化されていたり、
検索結果に貢献しないコンテンツが溢れてしまったりします。
検索結果の上位に表示させるには、
ホームページの内部構造がしっかり作られていることが、とっても大切。
サロンのホームページを、お友達の副業デザイナーさんに、安く依頼をされている方もいますし、
それ自体は、悪いことじゃないんですが、検索結果の上位になかなか出てこないようであれば、
ホームページの構造を疑ってみましょう。
作ってくれたお友達に、
「ねぇねぇ、SEOって知ってる?」と聞いて、
「しってるしってる、最近テレビに良く出てるよねー」と返事をされたら、
笑顔で話を合わせて、そっと別の業者さんに相談をしてみましょう。
2.デザインや導線がきちんと作られているか
2番目は、デザイン性です。
ここで言うデザイン性って、「かっこいいかどうか」とか「かわいいかどうか」ではなく、
集客につながるデザインかどうかが大事です。
つまり、
「ぱっと見て、何をしているサロンかわかる」
「目的にたどり着くのに、どこをクリックすればいいかわかる」
ホームページを訪問してくれたお客様を迷わせないための、デザインです。
ホームページをデザインすると言うと、画像処理ソフトが必要に思ったり、
すごくセンスが必要だと思う人もいるかもしれませんが、
画像とテキストだけで、シンプルに表示するのも、デザインです。
「あら、奥様、今日はどちらへ?」
「えぇ、美容室に行ってきましたの」
「あらぁ〜・・美容室、お休みだったのね」
みたいな、勘違いをさせるデザインではなく、
わかりやすく、シンプルに表現するのが、僕は好きです。
3.管理更新しやすい仕組みがあるか(CMS)
最後に、ホームページ運営のことです。
ホームページって、育てるツールです。
植物が、水と肥料で大きくなるように、
ホームページは、更新と熱意で大きくなります。
情熱の鮮度が新鮮であるほど、集客に繋がりやすいと思うのです。
そのためには、更新しやすくて、熱意を表現しやすい仕組みが必要。
ホームページ制作屋さんに作ってもらったけれど、
新着情報の更新に2時間かかる・・・となると、
更新頻度も落ちてきちゃいます。
そこで活躍するのが、CMS。
コンテンツ・マネジメント・システム。
つまり、ホームページを管理更新する仕組みのことです。
WordPressとか、無料のツールもあるので、
制作をしてくれる業者さんに、
「CMSを使って管理したいんです」と、伝えてみましょう。
「任せてください! ウチはみんなCMSのメンバーの名前を全員言えますから!」
と、業者さんに言われたら、
そっと他の業者さんをGoogleで検索するようにしましょう。